針は鋭く、布も皮膚も貫通してしまう危険なものです。こうした独特なものは夢でも独特な意味を持つことが多いのです。
針をどうしているいるのか。針を布に通そうとしているのか、それとも針がなかなか通らないのか。そうした区別から針の夢を細かく分析してみましょう。
針を布に通すのは裁縫をやっている人がよく見る夢かもしれません。裁縫をやっている人にとって、裁縫とは自分を夢中にしてくれるものです。糸を通すというのは、自分の意識を一つのことに向けるためのステップなのです。
針を布に通す夢は、一つのことに夢中になって、そこに自分のすべてのエネルギーを注ぎ込む準備が整っていることを意味します。
裁縫をやっている人はすぐにわかると思いますが、針が通らないのはとてもストレスです。じれったい類の、できるはずのものができないという類のストレスは、それまでそこに向けていた集中を一度に削いでしまいます。
針が通らない夢を見たら、現実に夢中になっている勉強や仕事などに対する関心や努力が一度減退する(なくなる)兆候があるといえます。
対策はとにかく休むことです。夢占いではいろいろな夢がエネルギーの縮小を表しますが、それは無意識が疲労やストレスが蓄積されて、心の痛みを訴えているからです。
現実に怠けている人がいきなり夢でも怠けている夢を見ることはほとんどありません。そういう場合、無意識はむしろ「努力しろ!」と叫ぶため、針が通らないという夢はほとんど見ないわけです。
一番危険で狂気を感じさせる夢が針を目に通す夢です。これは髪を切る夢と同様、大凶の夢です。
目は言うまでもなく自分と世界をつなぐ重要な感覚器官であり、目が見えない状態、ずっと暗闇の状態がどれほど恐ろしいことかはすぐに想像できます。
だからこそ目に針を刺すという行為はとても残虐であり、狂気を感じさせるのです。それが夢で出てくるというのは、そうした狂気に少しでもおかされている暗示です。
この夢を見たら、自分の内面に何か変化が起きていないかチェックするといいでしょう。もちろんストレスやフラストレーションがあったら、それを適度に抜くように心がけることが重要です。
手はあらゆる行動や作業の起点になる器官であり、そこを刺す行為は、自分のポジティブなところ、エネルギッシュなところを抑えたいと思っているあらわれといえます。
この夢を見る人は普段からとても一生懸命に行動していますが、そのやり方に疑問を持っています。最近空回りしていませんか? 何か言っても不思議な顔をされることはありませんか?
そうした空回りしている自分を無意識が抑制したいと考えているようです。この夢を見たら、自分の言葉や行動を注意深く、客観的に分析するといいでしょう。
最初は趣味から始めた夢占い。今では長年の研究をこうして記事にするのが日課です。
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針に布を通す夢を見たら、芸術的な創造力が上がっているしるし。才能を発揮できるチャンスかも!