救急車といえばなにを想像するでしょうか? 急に具合が悪くなったときに人を運ぶ車、サイレンを鳴らしている車…。救急車に乗ったことがある人は少ないと思いますが、意外にもイメージは少ないといえます。
夢占いではこうしたイメージを重視します。みんなが共通したイメージを持っているというのが大切です。そうした概念が夢に出てくるときは、夢に特定の意味があると思っていいでしょう。
救急車のサイレンから焦りを連想する人は多いでしょう。急に具合が悪くなった人がいるので、その人を助けるためにみんなが協力するわけですね。つまり私たちはほとんど無意識に「〜しないと」という発想にいたるのです。
夢占いでは救急車を義務や焦りとつなげてとらえます。これはある意味で追われている夢と似ています。追われている夢は、本当に仕事や家事などに追われている状況を示唆しますが、救急車の場合はより遠回しに自分の焦りを表現しています。
つまり救急車の夢を見たら「あ、自分は実は焦っているのかもしれない」「自分はこの仕事をきついと思っているのかもしれない」と考えましょう。
夢で音を知覚するのはかなりレアケースですが、音が鳴っているような夢を見ることもありますよね。救急車のサイレンがいつまでも鳴っている夢は、焦りが混乱を生んでいるような悪循環のループを表します。
仕事が忙しいので、私生活の生活習慣が乱れている。そのせいで仕事の能率が落ちている。だからもっと残業しないといけない。という悪い循環になってはいないでしょうか。
救急車に乗ったことがある人は見るかもしれません。救急車に乗って運ばれている夢は、救急車に乗ったときの体験に強烈な印象を持っている可能性があります。
救急車に運ばれるというのは人生で必ず記憶される出来事です。いろいろな人が自分のために作業しています。自分の体の弱さや、迷惑をかけているやりきれなさなどが痛切に感じられる時間です。
経験は記憶と夢を通じて何度も経験されます。救急車に乗っている夢も、経験の再経験である可能性は高いです。
しかし救急車に乗ったことがない人は、自分の健康に自信がない気持ちに原因があるかもしれません。近所の知っている人が突然救急車に運ばれたとか、街中でたまたま倒れている人を見かけたとか、そういった経験に触発されるように、急に自分の体に不安を覚えるようになった、という可能性もあるでしょう。
最初は趣味から始めた夢占い。今では長年の研究をこうして記事にするのが日課です。
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救急車の夢を見たら、しばらく休暇をとりましょう。